今回は、看護師の視点から、受診の質をグッと高める「自宅でできる3つの準備」についてお話しします。次回の受診からすぐに使えるテクニックばかりですので、ぜひ参考にしてくださいね。これをしていただくだけで医療者は凄く助かりますし、
「緊張して言いたいことが半分も言えなかった…」 「家に帰ってから、『あ!あの薬のこと聞くの忘れてた』と思い出した」なんて落ち込む事もなくなるかもしれません。
1.緊張しても大丈夫!「症状メモ」というカンニングペーパー
皆さんはいざ診察でお医者さんと向き合うと緊張してうまく話せなくなりませんか?
お医者さんの「今日はどうしましたか?」という質問に、焦ってうまく答えられなくならないように、事前に「症状メモ」を書いておく事をおすすめします。
以下の4つのポイントを意識すると書きやすいと思います。
いつから: (例:3日前の朝から)
どこが: (例:右のお腹の下あたりが)
どんなふうに: (例:ズキズキと波がある感じで痛い)
きっかけ: (例:脂っこい食事の後から、転んでから 等)
私は患者さんから話を聞く時に上記の内容を意識して聞いています。これに合わせて自分で試した事(痛み止めを飲んだけど効かなかった、こうしたら少し治まった等)を追記する事もあります。
2.お薬手帳は「シール帳」じゃない!命を守るパスポート
飲んでいる薬と、新しく処方される薬の相性が悪いと、薬が効きすぎたり、逆に効果がなくなったり、最悪の場合は身体に害が出ることもあります。 特に、血液をサラサラにする薬や、血圧の薬を飲んでいる方は要注意です。
手帳がない場合: 飲んでいる薬の実物(シートごと)か、スマホで撮った写真でもOKです。
サプリメントも: 実はサプリも薬との相性があります。飲んでいるものがあれば、一緒に教えてくださいね。
お薬手帳は、ただ薬の履歴を記録するだけではなく、「飲み合わせによる副作用」からあなたを守る、命のパスポートとも言えるものです。診察の際にはぜひ持参してくださいね。
3.オシャレは後回し。「診察されやすい服」があなたを救う
病院に行くとき、どんな服を選んでいますか? もし「ワンピース」や「ピチピチのスキニーパンツ」を着ていく予定なら、ちょっと待って!
聴診器を当てたり、お腹を触診したり、心電図をとったり…。診察では、服をまくり上げるシーンがたくさんあります。 このとき、上下がつながっている服や、脱ぎにくい服だと、診察に時間がかかってしまいます。
おすすめの「病院コーデ」
・上下が分かれている服(Tシャツとゆったりしたズボンなど)
・脱ぎ履きしやすい靴(スニーカーやスリッポン)
・袖がまくりやすいトップス(採血や血圧測定のため)
病院を受診する際は見た目よりも自身が上記のポイントを押さえた楽な格好で来院してくださいね。
準備をあなたの「お守り」として
病院に行くだけでも、一仕事ですよね。。。長い待ち時間に、慣れない診察室。 今日ご紹介した3つの準備は、そんな大変な時間の中で、あなたが「言いたいことが言えた!」「聞きたいことが聞けた!」と満足して帰るための「お守り」になります。
完璧じゃなくても大丈夫。「今日はメモだけ書いてみようかな」くらいの気持ちで、まずは一つ試してみてください。 あなたの受診が、少しでも納得のいくものになりますように。応援しています!
【緊急時の優先事項】 激しい痛み、意識が朦朧(もうろう)とする、呼吸が苦しいといった急を要する症状がある場合は、メモの準備よりも一刻も早い受診、または救急車の要請を優先してください。
【情報の根拠とご注意】
・本記事は、一般的な看護業務の知見および厚生労働省の「お薬手帳」に関する啓発情報に基づき作成しています。












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