【採血】「一回で終わらせたい」は共通の願い。看護師がスムーズに実施するための「事前準備」と「共有」のお願い


はじめに:安全のための大切なお知らせ

この記事は、看護師の経験に基づいたアドバイスですが、すべての検査に当てはまるわけではありません

  • 医師・検査機関の指示が最優先です(特に「絶飲食」の指示がある場合)。
  • 検査項目によっては、お水も飲めない場合があります。
  • 実践する際は、必ず現地の医療スタッフに確認してください。

採血を「安全・確実」に行うために

こんにちは! 看護師のO型ゴリラです。

病院での採血、痛みや緊張を伴うものですし、できれば一回でスムーズに終わらせたいですよね。 私たち看護師も、「患者さんの負担を最小限にして、安全に検査を終えること」を常に考えています。

しかし、血管の状態は日によって変化するため、どうしても見えにくくなることがあります。 そこで今回は、採血の成功率を高め、私たちがベストな状態で技術を提供するために、患者さんにご協力いただきたい「準備」についてお話しします。


血管のコンディションを整える2つの準備

検査上の制限がない場合、以下の準備をしていただくと、血管の状態が物理的に良くなり、スムーズな採血につながります。

① 「水分」で血管を満たす(許可されている場合)

「絶食」の指示でも、「お水やお茶(無糖)ならOK」というケースが多いです。 その場合は、直前にコップ1杯程度の水を飲んでおいてください。

脱水気味だと血管(ホース)の中の水分が減り、弾力がなくなってしまいます。水分をしっかり摂ることで血管が張り、針を刺すための十分な太さを確保しやすくなります。 (※ジュース等は検査データに影響するためNGです)

② 「温め」で血管を広げる

血管は寒さを感じると、体温を逃さないようにキュッと収縮する性質があります。 特に冬場や、夏場の冷房が効いた待合室では注意が必要です。

体が冷えていると、どんなに探しても血管が浮き出てこないことがあります。 上着を羽織る、カイロを使うなどして腕を冷やさないようにしていただけると、血管が拡張し、スムーズに針を進めることができます。


最も大切なのは「事前の情報共有」です

そして、何よりお願いしたいのが「問診時の自己申告」です。

採血の席に座った際、もし自覚があれば遠慮なくこう伝えてください。

「私、血管が見えにくいとよく言われます」 「採血で気分が悪くなったことがあります」 「痛みに弱くて、とても緊張しています」

これらを先に伝えていただけると、私たちはその情報を元に最適な準備をすることができます。

  • 最初から「ホットパック」で十分に温めて血管を広げる
  • 通常より細い針(翼状針など)を選択する
  • 安全のためにベッドに横になって実施する
  • 血管確保が得意なスタッフが担当する

など、最初から難易度に合わせた対策をとることができます。


まとめ

採血がうまくいかないのは、誰が悪いわけでもなく、その時の「条件」が整っていないことが多くあります。

  1. 水分摂取で血管に弾力を持たせる(制限がない場合)。
  2. 冷房などに注意し、腕を温めておく。
  3. 「苦手」「見えにくい」は、実施前に伝える。

これらは決して「わがまま」ではなく、安全に検査を行うための重要な情報提供です。 私たち看護師もプロとして全力を尽くしますので、ぜひご協力をお願いします(諸説あります)。

それでは、また!

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