朝夕の寒さを感じると、今年も「あの季節」が近づいてきたなと感じますよね。
毎年、流行の季節が近づくと、患者さんから「インフルエンザにかからない為には何をすればいいですか?」と聞かれることが増えます。
結論からお伝えすると、インフルエンザの対策で重要なのは「早めのワクチン接種」と「こまめな基本予防(手洗い・換気・うがい)」の組み合わせです。
早めに対策を整えておくことで、体内へのウイルスの侵入や室内での拡散を防ぎ、もし感染しても重症化を防ぐことができます。
なぜ早めに対策することが重要なのか
早めに対策することで以下の様なメリットがあります。
- 発症や重症化のリスクを大幅に減らせるワクチン接種により発症予防効果が期待できるほか、重症化を抑える効果が確認されています。
- 手のウイルスを除去して「接触感染」を防げるドアノブなどを介して手から目や口へウイルスが届くのを物理的に遮断できます。
- 室内環境を整えて「飛沫・エアロゾル感染」を抑えられるこまめな空気の入れ替えにより、空間に停滞するウイルス濃度を下げることができます。
厚生労働省などの公的な感染症対策ガイドラインでも、予防接種と日常ケアを両立することが最も確実な予防法とされています。
具体的なステップや注意点
具体的でおすすめな対策ステップと、効果を高めるポイントをまとめました。
- 10月〜11月頃を目安にワクチンを接種する効果が出るまでに約2週間かかるため、流行前の接種がベストタイミングです。
- 石鹸を使って「15秒以上」丁寧に手洗いする指先や爪の間、手首までしっかり洗い流し、手についたウイルスを落とします。
- 1〜2時間に1回「対角線の窓」を開けて換気する2か所の窓を開けて数分間換気し、密閉空間のウイルスを外へ逃がします。
- 水道水で「ガラガラうがい」を15秒×3回行う口内を清潔にし、のどの粘膜を湿らせて乾燥を防ぎます。
⚠️ 知っておきたいポイント
実践する際に知っておきたいポイントです。
- 手洗い後のタオルの共有は避ける濡れたタオルは菌やウイルスが繁殖しやすいため、個人専用のタオルかペーパータオルを使いましょう。
- うがいの直接的なインフルエンザ予防効果ウイルスは侵入後素早く細胞に入るため、うがい単体での直接的な感染予防効果は限定的です。ただし、のどの保湿や風邪予防には大変有効です。
- 症状が出た場合の自己判断リスク高熱や激しい関節痛がある場合、他の風邪症候群の可能性もあります。体調が悪い時は無理をせず医師の診断を受けましょう。
まとめ
対策として大事なことは
- 「早めのワクチン接種」と「日頃の基本ケア」をセットで行う
- 手洗い・換気・うがいを正しい手順で丁寧に行う
- 体調不良時は自己断定せず、早めに医療機関へ相談する
私は体調が怪しいと感じたら上記のものに加えて、栄養をたくさん取って、暖かくして、たくさん寝ます。私の場合はそれで大体良くなります。
「体調が少し怪しいけれど仕事を休めない…」と無理をするのは禁物です。
無理をすると症状が悪化するだけでなく、周りに感染を広げるリスクもあります。
最近は「事前予約ができる発熱外来」や「オンライン診療」を提供しているクリニックも増えています。感染リスクや移動の手間を減らしつつ診察を受けられますので、万が一の際はぜひ便利に活用してみてくださいね。
補足資料(引用元・参考データ)
- [1] 厚生労働省「インフルエンザ(総合ページ)予防と対策」
- [2] 厚生労働省「インフルエンザワクチン(季節性)Q&A」
- [3] 厚生労働省「個人、家庭及び地域における 新型インフルエンザ対策ガイドライン」











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